今は空前の円高
思い出してみれば、20年近く前にも円高時代があったような・・・
若い頃、円高差益還元セールって事で、百貨店の催事場にジュエリー販売の手伝いに行った記憶があります。
でも現在、円高差益還元セールって言葉はたま~に聞くけどあまり目にしない
なぜなら、石油をはじめ金もそうですが、穀物などほとんどの原材料が円高に負けないほど値上がりしてるのです (>_<)
それでも、目を凝らしてみれば円高メリットを受けられるチャンスはあるはず!
ってことで、先日紹介した
アメリカの彫金工具屋さん、”リオ・グランデ”の事を少し紹介させていただきます。
彫金工具屋さんなのか、ジュエリーの総合商社なのかすら
英語がちょーーーーー苦手な僕には理解できてない事を、あらかじめご了承くださいね (^_^;)
数年前に、同業の方先輩からリオグランデのカタログをいただきました。
安いから見てみなって
まず最初に驚いたのは、そのカタログの分厚さ\(゜□゜)/
中をのぞいてみて、またびっくり
安物の百科事典とは違いまっせ!!
あんなものやこんなものまでびっしり・・・
え? こんな便利な工具って存在したの?って感じ
中身はめちゃくちゃ濃いです ヽ((◎д◎ ))
面白いな~と思ったのは、こんな物まで道具を使うの?ってのがたくさんあります。
アメリカに長期間住んでた友人から、アメリカ人は不器用だっ!て、昔聞いたのを思い出しました。
例えば、日本の職人さんなら
平面をより美しく、厚みをより均一に削れるように、技術を磨きますよね
アメリカ人は、どうしたらより美しく均一に削れる工具を作るか!に力を注いでる感じです。
でも、それは良い悪いじゃありません
日本はジュエリーに関しては特に零細企業が多い
一人の職人さんが、平打ちや甲丸も作れば、取り巻きや彫留めまでやります。
大量生産で効率化を考えれば、分業化した方が良い。
テーパーの枠ばっかり作ってる職人さん、それに爪をつける職人、組み立てる職人さん
そんなところから、工具が進化してる部分もあると思うので
アメリカ人が不器用だ!って言うのは、僕自身はどうかと思います(^。^)
4年前くらいかな
鋳造機というか、脱泡機が欲しくて、ここで恐る恐る注文しました。
吸引鋳造機・もちろん脱泡も出来ます。
1625ドルを今日のレート77ドルで計算すると、¥125000
必需品のチューブワックスはと言うと
一本買うと6.75ドル
6本以上買うと、4.85ドル なんと1本当たり¥374
どんなものでも、たくさん買うと安くなるってところは
アメリカっぽくて面白い・・・・合理的で良いシステムだね(^_^)
価格はカタログが2009年バージョンなので
現在の価格はネットで調べてみてください
それにしても、この価格は驚くって言うか衝撃です (>_<)
なんだか、良い事尽くめのようですが
難しい点もあります。
すべてを英語でオーダーしなければなりません。
送料もかなりかかります。
僕がオーダーした時、坩堝が割れてましたが、英語が出来なければクレームも言えません(笑)
付け加えておきますが、先輩から聞いた話ではクレーム対応はすごく親切丁寧にしてくれるとの事です(^_^)
正直なところ
リオグランデの紹介を書いていいのか悪いのか迷いました(~_~;)
僕がいつもお世話になってる、名古屋の彫金工具屋、永井商店さんがあります。
メレーの石合わせ一個、数十円、数百円の仕事でも嫌な顔ひとつせず対応してくれます。
困った時は永井商店ってくらい・・・頼りにしてます
自信持っておすすめできるお店なので、ぜひ彫金ファンのみなさんは利用して下さいね!!
鋳造機だって、僕が笑いが止まらないほど儲かってれば
いつもお世話になってるところで買いたいところですが
本当に厳しい時代です(T_T)
彫金工具屋さんも、手数料取って並行輸入で販売すれば良いと思うんだけど
ブランド物にしかり
並行輸入はアフターサービスが難しいみたい^^;
納得です。
なんだか・・・ジレンマだな~(>_<)
コメント
SECRET: 0
PASS:
これは、ドキドキするかもしれませんね。言わば鉄道好きが時刻表を見て楽しむのと同じかもしれないです。思い切って注文する勇気がないけど想像して楽しむ、というような。
SECRET: 0
PASS:
>konductaさん
機会があればぜひ見てみて (^_-)