今日は鍛造についてご紹介
プラチナを溶かしてるところ
プラチナは融点が高く2000℃近く
溶けた固まった塊を金槌で叩いて延ばして行きます。
ある程度伸びたら機械のローラーでさらに細く薄く延ばして
リング状に丸めます。
つなぎ目のところは、ロー付けと言って
母材よりも融点の低いプラチナを溶かして流し、つなぎ合わせます。
そして、ヤスリで削りだしていきます。
荒いヤスリから、少しづつ目の細かいヤスリに変えて形を整えて行きます。
大雑把ですが、金属をそのまま叩いたり延ばしたり、削ったりして作るのが鍛造です。
鋳造と比べると、力も必要だし、手間も時間もかかります。
さて・・・時々耳にするかもしれませんが
鍛造で作ると丈夫!?
車のホイールや、ゴルフのアイアン、刃物なども鍛造が多いですね。
ロケットやF1マシンのねじも鍛造削りだしで作るって聞いた事があります。
そうなのです、金属は叩いて鍛えられたタンゾウの方が強い!
正確に言うと、折れにくい
人間と同じだね~ (^。^)
ジュエリーの場合は、強度はそこまで必要としないのと
硬い柔らかいはまた別の問題なので
一概に鍛造、鋳造どちらがすぐれてるとは言い難いですが
鋳造と鍛造の違いを知っておいていただくと
同じジュエリーを見るときでも、少し違った観点から楽しんで頂けるかと (^_^)
コメント
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毎回ペタありがとうございます。ひでさんのお店(工房)はキャストなど一通りできて羨ましい!!自分のところでキャストできたらいろいろ試せるのに。。
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>konductaさん
ビジネスライクで考えると、鋳造は外注に頼んだ方がいいんですけどね ^^;
でも、鋳造ってやってみると難しいだけにめちゃくちゃ面白いです!
以外に安く出来るんですよ(^_^)
シルバーの鋳造ですが、圧迫蓋とバーベキューの炭火で成功しました。
コストは1万円以内でも可能です
ぜひ、機会があれば挑戦してみてください
楽しさは保証します! www
それと・・・今は円高で絶好のチャンスです!
アメリカにリオ・グランデって言う彫金工具屋さんがあるんですが
日本で買うと30万位の吸引鋳造機が今なら半値以下で購入できると思います。
ここだけの話
写真の遠心鋳造機も、歯科技工士さんから3万円で譲ってもらった物なんですよ (^。^)
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鍛造のジュエリーに興味があり、記事を書きたいと思っています。
でも、難しくって(T_T)
分かりやすい説明で、勉強になりました。
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>宝石ばあやさん
説明が大雑把過ぎましたが^^;
時効硬化、加工硬化、焼きなまし、合金による硬化など
科学の目で見てみると面白いですよ
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>飾り職人 ひでさん
!!!
裏技がいろいろあるみたいですね。。リオ・グランデ、、アメリカまでカバーしてるんですか!HPを見にいって、英語が分からないですが興味津々です。キャストも機会があればチャレンジしたいです^^
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>konductaさん
おはようございます。
そぉ~~なんです、英語でオーダーしなきゃいけないのが難しい。
僕も中学生並みの英語力(T_T)
ヒヤヒヤ、ドキドキしながら英語でオーダーしました。
取り扱ってる工具の量ははんぱないですよ。電話帳なみのぶ厚さです。
職人にとっては、エロ本よりドキドキする事間違いなし(笑)
また、そのあたりもブログでご紹介させいただきます(^_^)
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>飾り職人 ひでさん
楽しみです!エロ本。。いやいや(汗)工具の話^^