先日型取りしたリング
このゴム型に溶けたワックス(ロウみたいなもの)を流し込みます。
出来たモデルを立てて、ステンレスのリングをかぶせ
埋没材を流し込みます。
石膏みたいなものですがシリカを原料とした超高温に耐える埋没材を使います。
6時間脱水乾燥させた後、さらに6時間くらいかけて900℃まで焼きます。
中のロウは完全に燃え尽きて空洞になります。
そこへ溶けたプラチナを流し込みます。
水を張ったバケツに放り入れると、埋没材が壊れて鋳造物が出てきます。
鋳造完了 (^_^)
プラチナの場合は、超高温で鋳造するために埋没材がモデルに焼きついてとれにくい
そこでフッ化水素酸って薬品で溶かしちゃうんです。
ガラスも溶かす液体ってすごいです!
硫酸、硝酸、水酸化ナトリウム、フッ化水素酸
ジュエリーを作るのも、化学の力にずいぶん助けられてます。
まったく関係ないけど
昔はシリカゲルって乾燥剤がお菓子なんかに入ってたでしょ。
あれもシリカの化合物みたいだけど
今は乾燥剤じゃなくて、鉄粉を原料とした脱酸素材が入ってるんですね。
つい最近まで知らなかった ^_^;
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