ほろ酔い日記です(*^_^*)
モニターとして3Dプリンター用の新しいワックスモデルが届きました
日進月歩、金槌で叩いてヤスリで削って指輪作ってるあいだに
どんどん機械分野、凄いスピードで技術は進歩してますな(@_@)
ちょっぴり専門的な話になります
かなり技術は進み3Dプリンタで直接金属製品も作れる時代になりましたが
今現在はジュエリーがそのまま出来上がってくるわけではありません。
コストの問題や金属プリンタの欠点もありますからね。
実際に現在は多くのジュエリーの原型が3Dプリンタで作られてはいます。
まずはロウソクのロウのような素材で3Dプリンタを使ってモデルを作り
鋳型を作って金やプラチナを溶かして流し込む
ジュエリーの多くは鋳造して作っています。
この鋳造がなかなか難しい
700℃で燃えてなくなる物なら、木でもプラスチックでも鋳造して金属に変換する事は可能です
しかし気泡が入ったり、鋳型が壊れたり表面が荒れたり
高価な最先端の鋳造機を使ってもそこだけは難しい
より融点が低く、表面は美しく燃え尽きやすい素材でモデルを作る必要があります。
届いた新しい3Dプリンタ用ワックスモデルはどうでしょ?
とりあえず、久しぶりに当店のアナログな鋳造機を使って
鋳造しやすい金で試してみました
ゴマスと呼ばれる極小の気泡もありません、素晴らしい!
鋳造の難しいプラチナではどうでしょ?
当店のお蔵入りのアナログ鋳造機ではやめときます(笑)
餅は餅屋、高価な鋳造機でお願いする事に。
でも、間違いなくかなりのスピードで進化してます。
ジュエリーの世界は、伝統工芸のような手仕事のアナログと最先端技術のデジタルが同居してる面白い世界。
僕は飾り職人、技術の伝承も大切思いますが
技術がどんどん進めば、ゴッホのひまわりもプリンタで印刷じゃなく
ロボットが絵の具と筆を使って本物と見分けがつかない模写出来る時代が来るかも?
職人もロボットに負ける時代が来ますかね
より早く、より美しく、より安価に!
個人的にはジュエリーをたくさんの人がもっと身近に気軽に楽しめるようになるなら
技術の進歩大歓迎(^_^)
ロボットに負けないように明日も真心込めてジュエリー作ります!
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