先日の続き
ご夫婦仲良しのご両親にあやかって
お二人のリングからマリッジリングをお作りします
約1900℃で溶解
プラチナ塊を叩いて伸ばし、2本の棒を切り出します。
圧延ロールで厚みを整えてさらに伸ばします。
鍛造でリングを作る場合、デザインにもよりますが
15gの金属から削りだして出来上がるのは約10~12gです。
13gお預かりして10g近いリングを製作しますので
ひとつの塊からなるべく無駄なく、厚みも幅も長さもギリギリで材料取りします。
(通常は新しい地金で作り、お客様お持ちの地金は重量ベースで計算となります)
丸めてロー付け(溶接)
ヤスリで形を整えて行きます。
荒いのから細かいヤスリまでなん段階もの過程を経て
最後にヘラで仕上げます。
めちゃめちゃ硬くてピカピカの棒で、表面の微細な凹凸をならして綺麗にします。
このヘラ仕上げは手間がかかるので量産のジュエリーではほとんど行いません。
最終的にはバフ研磨、コンパウンドで研磨して仕上げるので
仕上がりの美しさはヘラを使っても使わなくてもまったく変わらないのですが
プラチナはそもそも柔らかい金属です。
ヘラで押しならすことによって加工硬化
表面の硬度が上がり、傷の付きにくいジュエリーに仕上がります。
省略してることろも多々ありますが、一連の作業を紹介させていただきました。
M様、オーダーありがとうございました。
ご両親のように仲むつまじくいつまでもお幸せに~(*^_^*)
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