作り方・ワンポイントアドバイス
きれいに仕上げる方法
ピカピカに磨いてきれいに仕上げるには、まず下地をきれいにします。焼成後、再度やスリをかけ、大まかな傷を取ります。耐水ペーパー#320位でヤスリ跡を取ります。徐々にペーパーの目を細かくし、#800くらいまでかけます。丁寧に磨きヘラで磨き、ウィノールで仕上げます。
ポイントは、下地をきれいにすること、磨きヘラはよくお手入れして傷のない状態で使ってください。ウィノールはたっぷりつけて、力を入れて削るくらいの気持ちで力強く磨いてください。(布が真っ黒になるくらい)最後はきれいな布でこすっても黒くならなくなるまでさらに磨きこんで下さい。
型取り作品
銀粘土は素材自体がやわらかいので、型取りの作品を作るには非常に適しています。シリコンゴムや、粘土などで凹型をつくり銀粘土を押し付けるだけで、貝殻などのリアルな作品も簡単に作れます。厚みを均一に押さえつけるのがポイントです。
凹型は、シリコンゴムを使用すると、熱にも強く何度も繰り返し使用することが出来ます。
簡易型取り材、お湯まるもおすすめです。
銀粘土を彫る
銀粘土の乾燥した状態は、非常に切削しやすく、とがった物や刃物で簡単に彫ることが出来ます。
割れないように気をつけて、なるべくよく切れる刃物で彫れば素晴らしい作品が出来ます。
直線的な溝をつけたい場合は、ヤスリを使用するときれいにまっすぐな溝をつけることが出来ます。
ヤスリやサンドペーパーで削る場合は、目が詰まりやすいので、できればヤスリよりもサンドペーパーを小さく切って使用したほうが整形しやすいと思います。
宝石の焼成ついて
天然石の焼成については、焼成温度と時間によって様々です。ゆっくり温度を上げて焼成し、ゆっくり冷ませば大丈夫な石もありますが、ほとんどの場合割れてしまいます。特に大切な宝石などは焼成しないで下さい。(実験済みです。色が飛んだり割れちゃいます)
その辺に転がってるような石のほうが割れにくいようです。上手に使えば面白い作品が出来ますよ。
乾燥後の整形時の注意
銀粘土は、やわらかいうちに大まかな形を整え、乾燥後にサンドペーパーやヤスリなどでさらに整えていきます。焼成前の段階では非常に割れやすいので、気をつけてください。特に厚みのある作品は、表面が乾燥していても中は水分を含んでいる場合があります。この場合は整形時にほとんどの場合、割れてしまいます。特別薄いもの・厚みのあるものはご注意ください。
ガラスとのコンビネーション
ガラスは使い方によって大変おもしろいものが出来ます。かけらをリングに埋め込むのもよいですが
直接粘土を巻き付け焼成してもおもしろい作品が出来ます。ガラスは、種類も様々で含有する物質によって変色具合は変わります。身近なガラスを使用しても面白い物が出来ます。
ちなみに変色しにくいのは青色系の色が変色しにくいです。表面に汚れなどが少しでもついているとにごりますので、きれいに洗浄してから使用してください。
リングの作成
通常リングの継ぎ目部分はペーストでつなぎますが、
水を多めに付けて重ね合わせてしまったほうが、すじも出ず、焼成後も割れにくいと思います。きれいに作るコツは
、袋から出したらすばやく伸ばし、サイズ棒に巻き付けるまでの時間を短くすることです。いったんひびが入るとペーストで埋めても焼成後に気泡になって出てきたりします。粘土を曲げたりつぶしたりするときにひびが入りやすいので、その前に水を少しつけてやると良いです。
パーツの貼り付け
ペンダントやイヤリングの差込丸カンが焼成後ぬけてしまう事があります。差込丸カンの先端を曲げて差しこむか、差込丸カンの変わりを銀線で Ω のような形を作り使っています。丸カン部分のした3分の1くらいまでペーストを塗ってつければ、ほとんどぬけません。
差し込み丸カンを裏からつける場合は、丸ヤスリなどでつける部分にあらかじめ溝をつけておくと、あまり盛り上がらずきれいに仕上がります。
油性ペーストを使用するとさらに強力につきます。
細い作品・薄い作品
花や、細いひも状の作品を作る場合は、とにかく素早く作る事です。のんびり造っていると、曲げたりのばしたりする時にヒビが入ってしまいます。ある程度銀粘土に慣れてくると適度な水分量がわかりますので、粘土の水分量に気をつけて作ればそれほど難しくはないんですけどね。ラップを使うと非常に薄い物もきれいに作ることが出来ます。
アートクレイシルバータイプ2は、乾燥しにくく、注射器から押し出して細い紐状の作品も造ることが出来ます。
ガラスの焼成時の変色
ガラス焼成時は、不純物に気をつけてください。微量な汚れなどでにごってしまいます。
焼成時間は短いほうが変色しにくいので、埋め込んで焼成してしまうより、あらかじめくぼみを作っておいて粘土作品を焼成し、後でガラス辺を置き、溶かして入れる方法も良いです。
また、ガラス単体で窯に入れる場合、下にセラシート(使い捨て)を使用するとガラスが下につきにくく、裏側がきれいに仕上がります。
硬くなった粘土を元に戻す方法
できれば保存時にしっかりと密封し、乾燥しないようにしてください。しかし、基本的に焼成前でしたらどんなに乾燥しても元に戻ります。密封できる容器に粘土と水を少量入れて、3日から1週間くらい放置しておけばやわらかくなります。
通常の粘土タイプに戻すのは難しいので、ペーストとして使用することをおすすめします。
乾燥状態で割れてしまった時の修復法
ペーストを接合部分にしっかりと塗って張り合わせ、乾燥させて下さい。はみ出した部分は焼成してからヤスリで削り、仕上げた方がしっかりくっつき、きれいに仕上がると思います。
落とすなどして、こなごなになってしまったら上記のようにしてペーストとして使ってください。
ひびが入らないように作る
銀粘土は水性粘土です。作成中水分が蒸発し、表面にひびが入りますので、乾燥してきたら、軽く水を撫で付けて下さい。付けすぎたときは
水が引くまで、(1分くらい)待って下さい。曲げたり伸ばしたりするときは直前に軽く水を付けてやるとひびが入りにくいです。
サイズ直しの方法
純銀はやわらかいので、1番位でしたら軽くたたいて伸ばすことはできます。糸のこぎりがあれば、油性ペーストを使って直すことができます。
小さくするときは、1番につき1mmカットし、大きくするときは、焼成した銀粘土をはさんで下さい。(1番につき1mm)
焼成後の作品の修復方
ペーストで埋めて再焼成して下さい。サイズ直し同様、油性ペーストを使うと、よりきれいに直せます。
変色を取り除く
銀粘土の作品は純銀です。空気中の硫化水素や硫黄と反応し黒く変色します。鉄さびのような酸化と違い、硫化という化学反応です。
黒くなるのは表面だけですので、シルバークリーナや研磨布などで簡単に取り除けます。再焼成することでも変色は取り除けます。
ケースや袋に入れておくだけでも、変色しにくくなります。
焼成時の注意点
大きい作品や、とくに厚みのある作品は乾燥をしっかりしないと焼成時に割れてしまいます。
表面は乾燥していても、中の方はなかなか乾燥しませんので、しっかり乾燥させて下さい。ちなみにステンレスやガラスの容器に金網をのせて作品を置き、ドライヤーで乾燥させると、速く乾燥します。8gの作品で15分位が目安です。
ドライヤーを使っている場合は、作品が熱いうちに金属やガラス板の上に乗せかえて、曇らなければ中まで乾燥しています。
焼成不足について
焼成ごに割れてしまう場合は、焼成不足がほとんどです。電子レンジでの焼成は、レンジのワット数・作品の大小で焼成時間が変わりますので、ご注意ください。焼成は必ず作品の縮み具合で判断してください。リングで3番以上、長さで5パーセント以上縮んでいれば焼成成功です。縮んでいない場合は再焼成してください。
再焼成について
銀粘土は何度焼成しても、長時間焼成しても性能の劣化はありません。焼成後に縮み具合が少ない場合は、再焼成してください。また、再焼成によって磨きにくい作品の変色を取り除く事も出来ます。
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